Short term outcomes of enthesis repair using suture anchors for refractory medial epicondylitis

2018年10月から2022年8月に難治性上腕骨内側上顆炎に対して,suture anchorを用いた腱付着部修復術を6肘に施行したので,その治療成績を報告する.本術式の特徴は屈筋回内筋腱付着部を内側上顆から剥離,変性組織を除去し,suture anchorを用いて遠位に再縫着し,屈筋回内筋腱の緊張を減弱させることである.DASHの機能障害/症状スコアは術前平均29点から術後1年で平均4点と有意に改善した.うち4例で尺骨神経症状を合併していたが,尺骨神経皮下前方移行術を併用することで同様に良好な成績を認めた.本術式は難治性上腕骨内側上顆炎に対する手術として有用と考えらえる....

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Bibliographic Details
Published inJournal of Japan Elbow Society Vol. 31; no. 2; pp. 260 - 262
Main Authors Ryoki Hayato, Takahashi Norimasa, Matsuki Keisuke, Kiyuna Tasuku, Matsuba Tomoyuki, Kamijo Hideki, Tamaki Tomoshige, Haraguchi Ryo
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本肘関節学会 2024
Japan Elbow Society
Subjects
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ISSN1349-7324
2434-2262
DOI10.24810/jelbow.31.2_260

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Summary:2018年10月から2022年8月に難治性上腕骨内側上顆炎に対して,suture anchorを用いた腱付着部修復術を6肘に施行したので,その治療成績を報告する.本術式の特徴は屈筋回内筋腱付着部を内側上顆から剥離,変性組織を除去し,suture anchorを用いて遠位に再縫着し,屈筋回内筋腱の緊張を減弱させることである.DASHの機能障害/症状スコアは術前平均29点から術後1年で平均4点と有意に改善した.うち4例で尺骨神経症状を合併していたが,尺骨神経皮下前方移行術を併用することで同様に良好な成績を認めた.本術式は難治性上腕骨内側上顆炎に対する手術として有用と考えらえる.
ISSN:1349-7324
2434-2262
DOI:10.24810/jelbow.31.2_260