第1外科

1990年6月19日, 当時まだ医学部を目指して浪人中であった私はテレビから流れるニュースに釘付けでした. その日は信州大学医学部第1外科が国内で3例目となる生体肝移植手術を行った日です. 「1外ってすげぇなぁ…」程度の感想しか持たなかったのですが, そのときすでに「信大の1外に行こう」とおこがましくも考えていたものでした. ちなみにどうして医師を志したかについては感動的なエピソードはありません. 覚えてもいません. あしからず. そうは言っても1外に入るならまずどこかの大学の医学部に入らなきゃいけないわけで, そのために私はほかの人よりも少しばかり多く苦労しましたが(いや, ほんとに苦労した...

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Published in信州医学雑誌 Vol. 57; no. 4; p. 146
Main Author 唐澤文寿
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 信州医学会 2009
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ISSN0037-3826

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Summary:1990年6月19日, 当時まだ医学部を目指して浪人中であった私はテレビから流れるニュースに釘付けでした. その日は信州大学医学部第1外科が国内で3例目となる生体肝移植手術を行った日です. 「1外ってすげぇなぁ…」程度の感想しか持たなかったのですが, そのときすでに「信大の1外に行こう」とおこがましくも考えていたものでした. ちなみにどうして医師を志したかについては感動的なエピソードはありません. 覚えてもいません. あしからず. そうは言っても1外に入るならまずどこかの大学の医学部に入らなきゃいけないわけで, そのために私はほかの人よりも少しばかり多く苦労しましたが(いや, ほんとに苦労したのは両親だったと思います.
ISSN:0037-3826