籾殻を利用したブルーべリーの挿し木繁殖用培養土の開発

籾殻を含有するブルーべリーの挿し木繁殖用培養土を開発することを目的とし、培養土に対する籾殻の添加がブルーべリーの挿し穂の根系発達に及ぼす影響を調査した。培養土における籾殻の割合が50%の時、挿し穂の生存率と挿し穂から発生した不定根の乾物重が最大になった。挿し穂から発生した不定根の総根長は培養土における籾殻の割合が25%の時に最大になった。挿し穂から発生した不定根の成長と培養土における籾殻の割合の間には統計的に有意な相関があった。培養土における籾殻の割合が約40%の時、ブルーべリーの挿し穂の根系発達は最大になるものと予想できる。本研究の結果より、籾殻はブルーべリーの挿し木繁殖用培養士として十分利...

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Published inEngeigaku kenkyuu Vol. 12; no. 2; pp. 131 - 134
Main Authors 伴, 琢也, 串崎, 可奈恵, 足立, 文彦, 石橋, 美保子, 武田, 久男, 小林, 伸雄, 浅尾, 俊樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 01.04.2013
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ISSN1347-2658

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Summary:籾殻を含有するブルーべリーの挿し木繁殖用培養土を開発することを目的とし、培養土に対する籾殻の添加がブルーべリーの挿し穂の根系発達に及ぼす影響を調査した。培養土における籾殻の割合が50%の時、挿し穂の生存率と挿し穂から発生した不定根の乾物重が最大になった。挿し穂から発生した不定根の総根長は培養土における籾殻の割合が25%の時に最大になった。挿し穂から発生した不定根の成長と培養土における籾殻の割合の間には統計的に有意な相関があった。培養土における籾殻の割合が約40%の時、ブルーべリーの挿し穂の根系発達は最大になるものと予想できる。本研究の結果より、籾殻はブルーべリーの挿し木繁殖用培養士として十分利用できると結論した。
Bibliography:ZZ20004168
851291
ISSN:1347-2658