P-9. 九州歯科大学歯科矯正学分野で臨床研修した大学院生の矯正歯科治療例
歯科医学を支える研究の推進, 高度な専門性を持った歯科医師の育成, さらには地域の中核的役割を果たすという教育研究, 診療を通じた九州歯科大学の役割は顎口腔肝機能矯正学分野の役割でもある. 特に専門性を教育の要とする歯科矯正学の臨床教育は, 顎口腔機能の分析, 診断, 治療方針の立案などの知識を主体としたものと, 治療技術を主体とした治療学の両輪で成り立っている. 九州歯科大学顎口腔機能矯正分野では, 毎年数名の大学院生が入学し5~6年を掛けて, 臨床矯正歯科医学と学位取得のための研鑽を行っている. 研究の成果は論文として公表し学位審査としても評価を受け, 平成12年以降22名の大学院生が学位...
Saved in:
Published in | 九州歯科学会雑誌 Vol. 62; no. 5; p. 181 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
九州歯科学会
25.01.2009
Kyushu Dental Society |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0368-6833 |
Cover
Summary: | 歯科医学を支える研究の推進, 高度な専門性を持った歯科医師の育成, さらには地域の中核的役割を果たすという教育研究, 診療を通じた九州歯科大学の役割は顎口腔肝機能矯正学分野の役割でもある. 特に専門性を教育の要とする歯科矯正学の臨床教育は, 顎口腔機能の分析, 診断, 治療方針の立案などの知識を主体としたものと, 治療技術を主体とした治療学の両輪で成り立っている. 九州歯科大学顎口腔機能矯正分野では, 毎年数名の大学院生が入学し5~6年を掛けて, 臨床矯正歯科医学と学位取得のための研鑽を行っている. 研究の成果は論文として公表し学位審査としても評価を受け, 平成12年以降22名の大学院生が学位を授与された. 一方, 臨床研修成果は, 分野内で独自に行っている評価とは他に, 日本矯正歯科学会が行う認定医審査評価を受け, 平成12年以降13名が認定医に登録され3名が申請準備中である. 平成12年から17年までに九州歯科大学附属病院矯正歯科で矯正治療を開始した患者数は950名を越える. その中で教職員の指導のもと大学院生が治療を行った患者数は約240名である. 会員の皆様の認識を頂き, 矯正学分野における大学院生の研修についてのご理解を頂くために, 今回は昨年と一昨年に日本矯正歯科学会から認定医の資格を授与された症例を提示する. |
---|---|
ISSN: | 0368-6833 |