医療情報学実習発表会における評価基準の差異と相関に関する検討

学生およびテユータが採点した医療情報学実習発表会での採点表に関して, 学生, テユータの評価がどのような項目が一様であるか解析し, 5つの質問と総得点の積差率相関を計算した. その結果, 学生の評価では「よく勉強して発表していましたか」という質問に躊躇と見られる傾向が得られ, テユータでは学生と同一の質問に加え, 「プレゼンテーションの方法は」に評価の乖離と考えられる固有ベクトルのプロットが表れた. 積差率相関は, 各グループの利点, 欠点が理解でき, 今後の実習に役立つ指標となるだろう....

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Published in行動計量学 Vol. 31; no. 2; p. 154
Main Authors 安田 晃, 柳樂真佐実, 平野章二, 花田英輔, 津本周作
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本行動計量学会 10.09.2004
The Behaviormetric Society of Japan
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ISSN0385-5481

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Summary:学生およびテユータが採点した医療情報学実習発表会での採点表に関して, 学生, テユータの評価がどのような項目が一様であるか解析し, 5つの質問と総得点の積差率相関を計算した. その結果, 学生の評価では「よく勉強して発表していましたか」という質問に躊躇と見られる傾向が得られ, テユータでは学生と同一の質問に加え, 「プレゼンテーションの方法は」に評価の乖離と考えられる固有ベクトルのプロットが表れた. 積差率相関は, 各グループの利点, 欠点が理解でき, 今後の実習に役立つ指標となるだろう.
ISSN:0385-5481