1.ハイリスク大腿骨転子部骨折患者に対してCannulated cancellous hipscrew(CCHS)を用いた治療経験

高齢者の大腿骨頸部骨折患者では重篤な合併症を有することがあり, 治療方法の選択に苦慮することは稀ではない. 高齢で全身状態が不良な大腿骨転子部骨折患者に対し, 局所麻酔下でCannulated cancellous hipscrew(CCHS)を用いて観血的骨接合術を施行した. 7例中6例で良好な整復位, 骨癒合が得られた. 生命予後, ADLの改善は得られなかったが, 疼痛が緩和され, 看護, 介護面で有益であった....

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Published inリハビリテーション医学 Vol. 40; no. 9; p. 621
Main Authors 阪中友子, 渡部昌平, 山本晴康, 関哲郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本リハビリテーション医学会 18.09.2003
社団法人日本リハビリテーション医学会
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
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ISSN0034-351X

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Summary:高齢者の大腿骨頸部骨折患者では重篤な合併症を有することがあり, 治療方法の選択に苦慮することは稀ではない. 高齢で全身状態が不良な大腿骨転子部骨折患者に対し, 局所麻酔下でCannulated cancellous hipscrew(CCHS)を用いて観血的骨接合術を施行した. 7例中6例で良好な整復位, 骨癒合が得られた. 生命予後, ADLの改善は得られなかったが, 疼痛が緩和され, 看護, 介護面で有益であった.
ISSN:0034-351X