医療情報学実習期間中における学習態度の構造に関する時系列変化

医療情報学実習期間中における学生の学習態度の構造について分析した. 2001年から2003年までの医療情報学実習期間中に19項目の評価シートと24項目の対極性形容詞対に自記させた. そのデータは多次元尺度構成法と因子分析によって解析した. その結果, 評価シートからは各年共通してある時期までは混沌とした学習意欲であったものが, その後は実習を意欲的に行っていた. 因子解では情緒, 気質, 性格という因子が見られた. この現象は, 学生にとって医療情報学実習と平行して行われる他教科の実習が優位となっていると考察できる....

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Published in行動計量学 Vol. 32; no. 1; p. 99
Main Authors 安田 晃, 平野章二, 花田英輔, 津本周作
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本行動計量学会 28.03.2005
The Behaviormetric Society of Japan
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ISSN0385-5481

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Summary:医療情報学実習期間中における学生の学習態度の構造について分析した. 2001年から2003年までの医療情報学実習期間中に19項目の評価シートと24項目の対極性形容詞対に自記させた. そのデータは多次元尺度構成法と因子分析によって解析した. その結果, 評価シートからは各年共通してある時期までは混沌とした学習意欲であったものが, その後は実習を意欲的に行っていた. 因子解では情緒, 気質, 性格という因子が見られた. この現象は, 学生にとって医療情報学実習と平行して行われる他教科の実習が優位となっていると考察できる.
ISSN:0385-5481