P-23. 九州歯科大学附属病院協力型臨床研修施設への院内感染対策に関するアンケート調査

歯科治療に伴う院内感染予防対策では「歯科医療の院内感染対策ガイドライン」にそって行う必要がある. このガイドラインはスタンダードプリコーション(標準予防策)を遵守することとされている. 各歯科医院でどのような院内感染対策が実際に行われているか調べるため, 平成19年度九州歯科大学附属病院協力型臨床研修施設に対して感染対策に関するアンケート調査を行った. アンケートは郵送にて, 感染対策に関して25項目について行った, 90施設中69施設(76.7%)から回答を得た. グローブやマスクの着用率は高かったが, 防護メガネやキャップ(帽子)の着用率は低かった. 各施設における口腔外バキュームの設置率...

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Published in九州歯科学会雑誌 Vol. 61; no. 4/5; p. 151
Main Authors 農蘇千絵, 木尾哲朗, 前田直美, 杉山裕香, 藤本陽子, 井ノ森巳賀子, 佐伯 桂, 西野宇信, 永松 浩, 曽我部浩一, 寺下正道
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 九州歯科学会 25.11.2007
Kyushu Dental Society
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ISSN0368-6833

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Summary:歯科治療に伴う院内感染予防対策では「歯科医療の院内感染対策ガイドライン」にそって行う必要がある. このガイドラインはスタンダードプリコーション(標準予防策)を遵守することとされている. 各歯科医院でどのような院内感染対策が実際に行われているか調べるため, 平成19年度九州歯科大学附属病院協力型臨床研修施設に対して感染対策に関するアンケート調査を行った. アンケートは郵送にて, 感染対策に関して25項目について行った, 90施設中69施設(76.7%)から回答を得た. グローブやマスクの着用率は高かったが, 防護メガネやキャップ(帽子)の着用率は低かった. 各施設における口腔外バキュームの設置率も低かった. 悩んでいる事や困っている事として, 院内感染対策のための費用が保険点数に反映されていない点やゴミが増える点があげられた.
ISSN:0368-6833