22.温熱療法看護の質の向上を図る -クリニカルパスを作成して
温熱療法は, 一回の治療に約一時間を要し, 患者はその間, 身体的精神的苦痛を耐えなければならない. これまで, 患者の苦痛をわずかでも軽減することを目標に, 施行中の看護を行ってきた. しかし, 病棟改変に伴う業務の見直しで, 温熱療法は医師のみで行い, 看護師は施行前後のみ関わることになった. そこで従来の看護師の関わり方を見直し, 看護の質の向上を図る必要があると考えた. その一手段として今回, 温熱療法のクリニカルパスを作成した. パスはまだ施行段階であるが, 使用した患者からは「治療の流れが良くわかり, 不安がほとんどなく治療にのぞめた. 」との意見が聞かれている. 今後も温熱療法の...
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| Published in | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 53; no. 1; p. 77 |
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| Main Authors | , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
北関東医学会
01.02.2003
Kitakanto Medical Society |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1343-2826 |
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| Summary: | 温熱療法は, 一回の治療に約一時間を要し, 患者はその間, 身体的精神的苦痛を耐えなければならない. これまで, 患者の苦痛をわずかでも軽減することを目標に, 施行中の看護を行ってきた. しかし, 病棟改変に伴う業務の見直しで, 温熱療法は医師のみで行い, 看護師は施行前後のみ関わることになった. そこで従来の看護師の関わり方を見直し, 看護の質の向上を図る必要があると考えた. その一手段として今回, 温熱療法のクリニカルパスを作成した. パスはまだ施行段階であるが, 使用した患者からは「治療の流れが良くわかり, 不安がほとんどなく治療にのぞめた. 」との意見が聞かれている. 今後も温熱療法のように. 医療者側が把握しづらい苦痛に対しても耳を傾け, 患者が治療に前向きに取り組めるように援助していきたい. |
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| ISSN: | 1343-2826 |