線画シンボルと立体画シンボルを用いた受信者側のイメージに関する研究

「要旨」本研究では, シンボルコミュニケーションを行なう上で, より妥当なシンボルの選定を行なうことを目的としてシンボルの受信者側が, 線画シンボルおよび立体画シンボルから受けるイメージを比較した. 44名の成人に対して, 動詞に相当するシンボルのイメージ測定を行った. 結果, 30語中19語で線画シンボルより立体画シンボルの方が, 対象となる語をより的確に表していると評価された. また, シンボル全体でのイメージ評定では, 7語中6語に有意差が認められ, 立体画よりも線画シンボルの方が, 肯定的イメージを持たせやすい可能性が考えられた....

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Published in高知リハビリテーション学院紀要 Vol. 10; pp. 27 - 30
Main Authors 吉村知佐子, 稲田勤, 本田梨佐, 野々篤志, 塩見将志, 石川裕治, 公文正光
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 高知リハビリテーション学院 2008
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ISSN1345-5648

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Summary:「要旨」本研究では, シンボルコミュニケーションを行なう上で, より妥当なシンボルの選定を行なうことを目的としてシンボルの受信者側が, 線画シンボルおよび立体画シンボルから受けるイメージを比較した. 44名の成人に対して, 動詞に相当するシンボルのイメージ測定を行った. 結果, 30語中19語で線画シンボルより立体画シンボルの方が, 対象となる語をより的確に表していると評価された. また, シンボル全体でのイメージ評定では, 7語中6語に有意差が認められ, 立体画よりも線画シンボルの方が, 肯定的イメージを持たせやすい可能性が考えられた.
ISSN:1345-5648