日本看護科学学会の国際活動と今後の課題

「はじめに」今日の看護学への期待は, 鴨下重彦氏(2003)が述べているように, 看護学が看護実践に根拠を提供するとともに学問的基盤を形成し, 関連分野との連携で保健・医療の向上に貢献し, 加えて, グローバルな視点で国際貢献することである. この看護学への期待に応え, 日本看護科学学会(JANS)の国際活動を一層推進することは, 本学会誌24巻2号の巻頭言で片田範子副理事長も述べているように, 今期の重点課題の一つであった(片田, 2004). そこには, 国際活動の推進が, 本学会の目的(看護学の発展を図り, 広く知識の交流に努め…)の達成はもちろんのこと, 今日, 社会から看護学に期待さ...

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Published in日本看護科学会誌 Vol. 25; no. 2; pp. 135 - 137
Main Author 田代順子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本看護科学学会 01.06.2005
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ISSN0287-5330

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Summary:「はじめに」今日の看護学への期待は, 鴨下重彦氏(2003)が述べているように, 看護学が看護実践に根拠を提供するとともに学問的基盤を形成し, 関連分野との連携で保健・医療の向上に貢献し, 加えて, グローバルな視点で国際貢献することである. この看護学への期待に応え, 日本看護科学学会(JANS)の国際活動を一層推進することは, 本学会誌24巻2号の巻頭言で片田範子副理事長も述べているように, 今期の重点課題の一つであった(片田, 2004). そこには, 国際活動の推進が, 本学会の目的(看護学の発展を図り, 広く知識の交流に努め…)の達成はもちろんのこと, 今日, 社会から看護学に期待されていることに応える重要な方策の一つであるとの理事会内の共通認識があったからだと考える. 平成14年から16年度の国際活動推進委員会の活動を終えるに当たって, これまでの学会での国際活動推進の歩みを過去の日本看護科学学会誌の学会記事の総会記録から振り返り, 今期の活動を報告し, 今後の課題について述べる.
ISSN:0287-5330