11. RPMシステムにおけるAbchesを用いた呼吸波形の検討

【目的】呼吸モニタリング装置Abchesの有無による呼吸波形を比較, 検討すると共に呼吸運動の性質をより把握することを目的とする. 【対象と方法】H22年8月からH23年2月までに撮影した治療計画時の4D-CTの呼吸波形を対象とした. Abchesを用いたものは7例, 自然呼吸下で撮影したものは27例であった. 各患者の呼吸1サイクルごとの最大吸気相, 最大呼気相, 呼吸時間(最大吸気相から次の呼吸サイクルの最大吸気相までの時間)の変動係数(CV%)を評価した. 【結果】Abchesを用いた場合の変動係数は最大吸気相38.12%, 最大呼気相6.78%, 呼吸時間10.32%であり, 自然呼吸...

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Published inTHE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 62; no. 2; p. 227
Main Authors 福島斉, 湯浅大智, 田嶋正義, 新井真帆, 樋口雅則, 茂木利雄, 黒澤良一, 佐藤浩央, 工藤滋弘, 岡本雅彦, 玉木義雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北関東医学会 01.05.2012
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ISSN1343-2826

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Summary:【目的】呼吸モニタリング装置Abchesの有無による呼吸波形を比較, 検討すると共に呼吸運動の性質をより把握することを目的とする. 【対象と方法】H22年8月からH23年2月までに撮影した治療計画時の4D-CTの呼吸波形を対象とした. Abchesを用いたものは7例, 自然呼吸下で撮影したものは27例であった. 各患者の呼吸1サイクルごとの最大吸気相, 最大呼気相, 呼吸時間(最大吸気相から次の呼吸サイクルの最大吸気相までの時間)の変動係数(CV%)を評価した. 【結果】Abchesを用いた場合の変動係数は最大吸気相38.12%, 最大呼気相6.78%, 呼吸時間10.32%であり, 自然呼吸下の場合は60.77%, 15.77%, 14.40%であった. 【結語】Abchesを用いることにより呼吸波形が安定することが示唆された.
ISSN:1343-2826