藤岡俊樹教授送別の辞
藤岡俊樹教授のご退任にあたり, 甚だ僭越ですが送別の辞を述べさせていただきます. 藤岡先生は1982年に東邦大学をご卒業後, 当時の東邦大学第四内科学教室にご入局され内科研修医として医師の道に踏み出されました. まだ脳神経内科は単一科ではありませんでしたので, そこで広く内科学臨床全般の研鑽を積まれました. 私が医師になり入局させていただいた年に藤岡先生が指導医になっていただき, 右も左も判らない研修医を手取り足取りご指導いただきましたのを昨日のことのように思い出します. 先生は学生時代にはワンダーフォーゲル部に所属されており, 登山の時と同じく臨床でも的確な判断を素早く全力で取り組まれており...
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Published in | 東邦医学会雑誌 Vol. 70; no. 1; pp. 20 - 21 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
東邦大学医学会
01.03.2023
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ISSN | 0040-8670 |
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Summary: | 藤岡俊樹教授のご退任にあたり, 甚だ僭越ですが送別の辞を述べさせていただきます. 藤岡先生は1982年に東邦大学をご卒業後, 当時の東邦大学第四内科学教室にご入局され内科研修医として医師の道に踏み出されました. まだ脳神経内科は単一科ではありませんでしたので, そこで広く内科学臨床全般の研鑽を積まれました. 私が医師になり入局させていただいた年に藤岡先生が指導医になっていただき, 右も左も判らない研修医を手取り足取りご指導いただきましたのを昨日のことのように思い出します. 先生は学生時代にはワンダーフォーゲル部に所属されており, 登山の時と同じく臨床でも的確な判断を素早く全力で取り組まれておりました. 登山の活動は, その後, 群馬県冬季登山隊のネパールヒマラヤ山脈アンナプルナ登山に同行医師として参加され, 雪焼けで真っ黒なお顔で帰局されたこともあるくらい先生の医師としての人生に密接に関わっています. |
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ISSN: | 0040-8670 |