Quantitative analysis of signal averaged electrocardiograms in healthy subjects

加算平均心電図の日本人の正常値が機種毎に報告されているが,Corazonix Predictorについては使用している施設も限られているため,いまだ十分に検討されたとはいえない.そこで前回,我々が実施した健常人100例の検討に症例数を加え,353例として再検討を行った.各指標の平均値±標準偏差の2倍を正常値とすると,f-QRSは<120msec,LAS40は<43msec,RMS40は>14μVと計算され,前回の検討とほぼ同様であった.男女別の検討では各指標のうちf-QRSとRMS40の平均値に男女間の有意差(p<0.O1)が認められた.平均値±標準偏差の2倍から正常値...

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Published inShinzo Vol. 29; no. Supplement6; pp. 3 - 7
Main Authors Takahashi, Tamana, Yanase, Osamu, Sakurada, Harumizu, Tokuyasu, Yoshiki, Motomiya, Takeshi, Morimoto, Osamu, Nomura, Syuzo, Tejima, Tamotsu, Hiraoka, Masayasu, Okazaki, Hidetaka
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Japan Heart Foundation 30.12.1997
Subjects
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ISSN0586-4488
2186-3016
DOI10.11281/shinzo1969.29.Supplement6_3

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Summary:加算平均心電図の日本人の正常値が機種毎に報告されているが,Corazonix Predictorについては使用している施設も限られているため,いまだ十分に検討されたとはいえない.そこで前回,我々が実施した健常人100例の検討に症例数を加え,353例として再検討を行った.各指標の平均値±標準偏差の2倍を正常値とすると,f-QRSは<120msec,LAS40は<43msec,RMS40は>14μVと計算され,前回の検討とほぼ同様であった.男女別の検討では各指標のうちf-QRSとRMS40の平均値に男女間の有意差(p<0.O1)が認められた.平均値±標準偏差の2倍から正常値を求めると,f-QRSは男性<121msec,女性<110msec,LAS40は男性44msec,女性<42msec,RMS40は男性>13μV,女性>15μVであった.RMS40とLAS40は男女間の数値差がわずかであったが,f-QRS値については数値差が大きいため男女別の正常値を使用するべきであると考えられた.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo1969.29.Supplement6_3