タンザニアにおける狩猟採集民の「ローカル・コミュニティ」をめぐる展開

タンザニアに暮らす狩猟採集民ハッザは、1990年代後半から観光業、土地権取得運動、カーボンクレジット取引といった複数のプロジェクトに巻き込まれてきた。本報告では、これらプロジェクトの経緯を追うことで、枠組みの異なる「ローカル・コミュニティ」がつくられ、併存している状況を報告するとともに、「ローカル・コミュニティ」が利益の受け皿になることによって引き起こされる軋轢についても指摘したい。...

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Bibliographic Details
Published inAbstracts of the Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology Vol. 2024; p. SE02
Main Author Yatsuka Haruna
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published THE JAPANESE SOCIETY OF CULTURAL ANTHROPOLOGY 2024
日本文化人類学会
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2024.0_se02

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Summary:タンザニアに暮らす狩猟採集民ハッザは、1990年代後半から観光業、土地権取得運動、カーボンクレジット取引といった複数のプロジェクトに巻き込まれてきた。本報告では、これらプロジェクトの経緯を追うことで、枠組みの異なる「ローカル・コミュニティ」がつくられ、併存している状況を報告するとともに、「ローカル・コミュニティ」が利益の受け皿になることによって引き起こされる軋轢についても指摘したい。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2024.0_se02