乗り越えるものとしての祖先祭祀

沖縄は祖先祭祀におけるジェンダーのあり方についてのフェミニズム的な議論が重ねられてきた地域である。しかし、今日でも多くの女性が祖先祭祀に従事しており、なかにはこうしたフェミニズム的な議論を「何も分かっていない」と一蹴する女性たちも少なくない。本発表では彼女たちの視点から祖先祭祀がいかなる空間であるのかを検討していくことで、女性にとって不利なものにみえる慣習になぜ女性が従事するのかを考えてみたい。...

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Bibliographic Details
Published inAbstracts of the Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology Vol. 2016; p. F08
Main Author 吉田 佳世
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published THE JAPANESE SOCIETY OF CULTURAL ANTHROPOLOGY 2016
日本文化人類学会
Subjects
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2016.0_f08

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Summary:沖縄は祖先祭祀におけるジェンダーのあり方についてのフェミニズム的な議論が重ねられてきた地域である。しかし、今日でも多くの女性が祖先祭祀に従事しており、なかにはこうしたフェミニズム的な議論を「何も分かっていない」と一蹴する女性たちも少なくない。本発表では彼女たちの視点から祖先祭祀がいかなる空間であるのかを検討していくことで、女性にとって不利なものにみえる慣習になぜ女性が従事するのかを考えてみたい。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2016.0_f08