個人性の顕在化と消失

本報告では、障害の「社会モデル」の議論において見過ごされてきた障害のある身体の構成のされ方について、日常的な実践におけるパフォーマティヴィティに着目することから論じていく。事例として脳性麻痺をもつ幼児を統合保育しているスウェーデンの一般プレスクールを取り上げ、子どもたちと教員の日常的な実践を検討していくことから、障害のある身体の位置づけや属性が具体的な実践によって構成されていくさまを示していく。...

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Bibliographic Details
Published inAbstracts of the Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology Vol. 2017; p. H18
Main Author 佐藤 航也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published THE JAPANESE SOCIETY OF CULTURAL ANTHROPOLOGY 2017
日本文化人類学会
Subjects
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2017.0_h18

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Summary:本報告では、障害の「社会モデル」の議論において見過ごされてきた障害のある身体の構成のされ方について、日常的な実践におけるパフォーマティヴィティに着目することから論じていく。事例として脳性麻痺をもつ幼児を統合保育しているスウェーデンの一般プレスクールを取り上げ、子どもたちと教員の日常的な実践を検討していくことから、障害のある身体の位置づけや属性が具体的な実践によって構成されていくさまを示していく。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2017.0_h18