カメルーンの狩猟採集民バカと犬

犬は、人の狩猟活動のパートナーとなることで、人とともに生態系の中にニッチ構築を行なってきただけでなく、人と共通する認知特性を進化させ、人社会の共同性の維持に貢献してきた。本発表では、カメルーン共和国東部州における狩猟採集民バカ社会における犬の位置、とりわけ狩猟実践における犬の役割と、そこから日常生活全般に拡張される人と犬の関係を事例に、犬の文化化のアンビバレントな重層性について考察する。...

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Bibliographic Details
Published inAbstracts of the Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology Vol. 2015; p. B16
Main Author 大石 高典
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published THE JAPANESE SOCIETY OF CULTURAL ANTHROPOLOGY 2015
日本文化人類学会
Subjects
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2015.0_b16

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Summary:犬は、人の狩猟活動のパートナーとなることで、人とともに生態系の中にニッチ構築を行なってきただけでなく、人と共通する認知特性を進化させ、人社会の共同性の維持に貢献してきた。本発表では、カメルーン共和国東部州における狩猟採集民バカ社会における犬の位置、とりわけ狩猟実践における犬の役割と、そこから日常生活全般に拡張される人と犬の関係を事例に、犬の文化化のアンビバレントな重層性について考察する。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2015.0_b16