各種バイトプレーンが咀嚼筋に及ぼす影響に関する筋電図学的研究 スタビリゼーションタイプについて

バイトプレーンの作用機序についてはいまだ定かではない。本実験の目的はバイトプレーンを使用することにより生じる顎筋活動の変化を通じ顎筋に及ぼすバイトプレーンの効果を知ることにあり, タッピング運動と咀嚼運動下での顎筋に対するバイトプレーンの作用をとりあげた。 被験者は顎口腔機能に特に問題のない6名であり, 全歯列接触型のバイトプレーンを用いた。バイトプレーンは上顎装着用と下顎装着用の2群にわけ, おのおのに対し前歯部型, 臼歯部型を作製した。各バイトプレーンを用いることによる被験運動下でのEMGと顎運動とを同時記録した。その結果バイトプレーンの別による顎筋の対応に差のあることが示された。...

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Published in日本顎関節学会雑誌 Vol. 2; no. 2; pp. 269 - 278
Main Authors 井上, 俊二, 丸山, 剛郎, 赤西, 正光, 東, 和生, 石垣, 尚一, 大前, 泰三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本顎関節学会 30.11.1990
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ISSN0915-3004
1884-4308
DOI10.11246/gakukansetsu1989.2.269

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Summary:バイトプレーンの作用機序についてはいまだ定かではない。本実験の目的はバイトプレーンを使用することにより生じる顎筋活動の変化を通じ顎筋に及ぼすバイトプレーンの効果を知ることにあり, タッピング運動と咀嚼運動下での顎筋に対するバイトプレーンの作用をとりあげた。 被験者は顎口腔機能に特に問題のない6名であり, 全歯列接触型のバイトプレーンを用いた。バイトプレーンは上顎装着用と下顎装着用の2群にわけ, おのおのに対し前歯部型, 臼歯部型を作製した。各バイトプレーンを用いることによる被験運動下でのEMGと顎運動とを同時記録した。その結果バイトプレーンの別による顎筋の対応に差のあることが示された。
ISSN:0915-3004
1884-4308
DOI:10.11246/gakukansetsu1989.2.269