国民の健康課題を解決する特定保健指導への進化

長寿国・日本の政策目標は, これまでの死亡率を下げて寿命を延ばすことから, 国民のwell-beingを目指すことへシフトしています. 2004年の政府・与党医療改革協議会「医療制度改革大綱」により, 予防を重視する保健医療体系への転換が掲げられ, 関連の法改正を経て2008年度に特定健診・特定保健指導が導入されました. この新しい仕組みは, 特定健診によるスクリーニングと特定保健指導によるリスク者への介入を組み合わせる設計となっており, さらにすべての国民を包含する観点から国民皆保険制度で運営されるという特長を有しています....

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Published in総合健診 Vol. 51; no. 3; p. 349
Main Author 古井祐司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本総合健診医学会 10.05.2024
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ISSN1347-0086

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Summary:長寿国・日本の政策目標は, これまでの死亡率を下げて寿命を延ばすことから, 国民のwell-beingを目指すことへシフトしています. 2004年の政府・与党医療改革協議会「医療制度改革大綱」により, 予防を重視する保健医療体系への転換が掲げられ, 関連の法改正を経て2008年度に特定健診・特定保健指導が導入されました. この新しい仕組みは, 特定健診によるスクリーニングと特定保健指導によるリスク者への介入を組み合わせる設計となっており, さらにすべての国民を包含する観点から国民皆保険制度で運営されるという特長を有しています.
ISSN:1347-0086