上顎右側側切歯の先天性欠如を伴うskeletal Class III上下顎前突症例
「治療前資料採取日」 2017年1月27日 20歳6か月 女 「動的治療開始時」 2017年4月12日 20歳9か月 「主訴」 前歯がガタガタしている, 歯に隙間がある, 正中がずれている 「現病歴・既往歴」 特になし 「顔貌所見」 正貌は対称. スマイル時は上顎犬歯の唇側転位が認められ, 上顎の正中が顔面の正中より2.0mm右偏している. 側貌ではやや口元の突出感がある. 「口腔内および模型所見」 Angle Class R:I L:I, overjet 1.3mm, overbite 1.2mm 上顎右側側切歯は先天性欠如であるため, 上顎の正中は下顎の正中より2.0mm右偏している. 上...
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| Published in | 日本舌側矯正歯科学会会誌 no. 34; pp. 158 - 160 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本舌側矯正歯科学会
01.05.2024
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| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1883-6216 |
Cover
| Summary: | 「治療前資料採取日」 2017年1月27日 20歳6か月 女 「動的治療開始時」 2017年4月12日 20歳9か月 「主訴」 前歯がガタガタしている, 歯に隙間がある, 正中がずれている 「現病歴・既往歴」 特になし 「顔貌所見」 正貌は対称. スマイル時は上顎犬歯の唇側転位が認められ, 上顎の正中が顔面の正中より2.0mm右偏している. 側貌ではやや口元の突出感がある. 「口腔内および模型所見」 Angle Class R:I L:I, overjet 1.3mm, overbite 1.2mm 上顎右側側切歯は先天性欠如であるため, 上顎の正中は下顎の正中より2.0mm右偏している. 上顎右側犬歯はやや低位で遠心に捻転しており, 遠心に3.0mmの空隙がある. 上顎左側側切歯は矮小歯で反対咬合を呈している. 以前, 正中離開だったとのことから, 上顎両側中切歯の近心にはレジン修復がされている. 下顎前歯部に軽度の叢生が認められる. 「パノラマエックス線規格写真所見」 上顎右側第三大臼歯及び下顎右側第三大臼歯が埋伏している. |
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| ISSN: | 1883-6216 |