つながるひろげる薬剤学 (1) 製剤開発の未来予想図

「徳田」本対談は, 年会で行われたシンポジウム「製剤開発の未来予想図~明日の医療への貢献~」で議論された近未来の製剤について, 皆さまにお話しいただきたいと思います. シンポジウムでは, 日本製薬工業協会 品質委員会 製剤研究部会 近未来製剤プロジェクトでの取り組みを話されていたと思いますが, まずは杉本先生にプロジェクトの説明をお願いしたいと思います. 「杉本」田辺三菱製薬の製品技術研究所の杉本です. 製剤研究部会の中の近未来製剤プロジェクトのプロジェクトリーダーをさせていただいております. そのプロジェクトの中で分科会を三つ設けておりまして, その分科会の各リーダーの3名にも出席してもらっ...

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Published in薬剤学 Vol. 84; no. 1; pp. 12 - 21
Main Authors 日本製薬工業協会 品質委員会 製剤研究部会 近未来製剤プロジェクト, 山本浩充, 杉本昌陽, 西山哲矢, 高橋朋弘, 荻野哲也, 徳田篤志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本薬剤学会 01.01.2024
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ISSN0372-7629

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Summary:「徳田」本対談は, 年会で行われたシンポジウム「製剤開発の未来予想図~明日の医療への貢献~」で議論された近未来の製剤について, 皆さまにお話しいただきたいと思います. シンポジウムでは, 日本製薬工業協会 品質委員会 製剤研究部会 近未来製剤プロジェクトでの取り組みを話されていたと思いますが, まずは杉本先生にプロジェクトの説明をお願いしたいと思います. 「杉本」田辺三菱製薬の製品技術研究所の杉本です. 製剤研究部会の中の近未来製剤プロジェクトのプロジェクトリーダーをさせていただいております. そのプロジェクトの中で分科会を三つ設けておりまして, その分科会の各リーダーの3名にも出席してもらっています. この近未来製剤プロジェクトの目的と設立の趣旨等についてご紹介させていただきます. 医療現場の実情やいろんな技術が変わっていく中で, 今から5年, 10年後というところを見据えた場合に, どのように将来の医療とか医療現場が変わっていくか, その中でわれわれ(製剤研究部会には製薬会社で製剤技術に携わっている人間が多く集まっていますが)が, 製剤技術という面で, 将来の医療現場にどういうような形で役立つことができるかということについて議論をしましょうよというところから発足したプロジェクトになります.
ISSN:0372-7629