データヘルス計画の標準化で可能になる保険者と健診機関との協創
長寿国・日本の政策目標は, これまでの死亡率を下げて寿命を延ばすことから, 国民のwell-beingを目指すことへシフトしています. また, 生産年齢人口は急激に減少することから, 働き盛り世代への健康投資の意義が高まっています. ただ, 働き盛り世代は「自身の健康は二の次」になりがちで, 健診は受けてもその結果を放置し, 必要な受診をせずに重症化が進むケースが少なくありません. 厚生労働省「第5次循環器疾患基礎調査」によると, 健診受診者のうち自身の結果を認識していない人は70%にのぼります. このような背景のもと, わが国には21世紀初頭から予防・健康づくりを重視する政策の潮流があります...
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| Published in | 総合健診 Vol. 51; no. 5; p. 458 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本総合健診医学会
10.09.2024
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| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1347-0086 |
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| Summary: | 長寿国・日本の政策目標は, これまでの死亡率を下げて寿命を延ばすことから, 国民のwell-beingを目指すことへシフトしています. また, 生産年齢人口は急激に減少することから, 働き盛り世代への健康投資の意義が高まっています. ただ, 働き盛り世代は「自身の健康は二の次」になりがちで, 健診は受けてもその結果を放置し, 必要な受診をせずに重症化が進むケースが少なくありません. 厚生労働省「第5次循環器疾患基礎調査」によると, 健診受診者のうち自身の結果を認識していない人は70%にのぼります. このような背景のもと, わが国には21世紀初頭から予防・健康づくりを重視する政策の潮流があります. |
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| ISSN: | 1347-0086 |