近未来DAM : 2013年困難気道の基礎と臨床 アルゴリズムはこうなる
[要旨] ASAのDAMガイドラインは, 1993年に発表され, 2003年に改訂された. さらに10年後の2013年に新たなガイドラインが出るだろうと予測している. ここ10年の気道管理の進化から, 次のアルゴリズムを予想したい. 前回は, ラリンジアルマスクの扱いが大きく変化した. それ以後も使用率が上昇し, 気道管理法の一つのカテゴリーとなっている. これを受け, ラリンジアルマスク等喉頭上デバイスの重要性がより強調されるだろう. 2009年末にマスク換気困難のアルゴリズムが発表された, マスク換気困難に関する記載も盛り込まれるかもしれない. 気管挿管より, マスク, 喉頭上デバイスを用...
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| Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 32; no. 2; pp. 182 - 190 |
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| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本臨床麻酔学会
15.03.2012
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| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0285-4945 |
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| Summary: | [要旨] ASAのDAMガイドラインは, 1993年に発表され, 2003年に改訂された. さらに10年後の2013年に新たなガイドラインが出るだろうと予測している. ここ10年の気道管理の進化から, 次のアルゴリズムを予想したい. 前回は, ラリンジアルマスクの扱いが大きく変化した. それ以後も使用率が上昇し, 気道管理法の一つのカテゴリーとなっている. これを受け, ラリンジアルマスク等喉頭上デバイスの重要性がより強調されるだろう. 2009年末にマスク換気困難のアルゴリズムが発表された, マスク換気困難に関する記載も盛り込まれるかもしれない. 気管挿管より, マスク, 喉頭上デバイスを用いて酸素化を保つことを強調したアルゴリズムになるだろう. 「はじめに」 American Society of Anesthesiologists(以下ASA)のDifficult Airway Management(以下DAM)ガイドラインは, 1993年に発表され1), その10年後の2003年に改訂版が発表された2). |
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| ISSN: | 0285-4945 |