VTOを用い技工操作を行ったリンガルブラケット矯正法症例
「治療前資料採取日」 2013年9月8日 28歳1か月 女 「動的治療開始時」 2013年11月8日 28歳3か月 「主訴」 ガタガタと下の唇が出ているのが気になる. 「現病歴・既往歴」 全身的には健康であったが, 鼻呼吸が困難で口呼吸をしており, 耳鼻科を併診しており口腔については嚥下時に舌突出癖が認められた. 「顔貌所見」 側貌はstraight typeで下口唇はやや前突していた. 軽度の口唇閉鎖不全とオトガイの過緊張が認められた. 上顎前歯正中は顔面正中から1.0mm左方偏位していた. 「口腔内および模型所見」 Angle Class R:I級 L:I級, overjet +1.0mm...
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          | Published in | 日本舌側矯正歯科学会会誌 no. 34; pp. 170 - 173 | 
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| Main Author | |
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本舌側矯正歯科学会
    
        01.05.2024
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| ISSN | 1883-6216 | 
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| Summary: | 「治療前資料採取日」 2013年9月8日 28歳1か月 女 「動的治療開始時」 2013年11月8日 28歳3か月 「主訴」 ガタガタと下の唇が出ているのが気になる. 「現病歴・既往歴」 全身的には健康であったが, 鼻呼吸が困難で口呼吸をしており, 耳鼻科を併診しており口腔については嚥下時に舌突出癖が認められた. 「顔貌所見」 側貌はstraight typeで下口唇はやや前突していた. 軽度の口唇閉鎖不全とオトガイの過緊張が認められた. 上顎前歯正中は顔面正中から1.0mm左方偏位していた. 「口腔内および模型所見」 Angle Class R:I級 L:I級, overjet +1.0mm, overbite +1.0mm 「パノラマエックス線規格写真所見」 上顎右側第一大臼歯, 左側第二小臼歯にインレー修復, 上顎左側第一大臼歯は根管充填処置がなされており全部被覆冠処置が施されていた. 下顎両側第三大臼歯は水平埋伏の状態であった. 「頭部エックス線規格写真所見」 骨格系所見はSNA 74.0°, SNB 70.0°, ANB 4.0°と骨格性のやや下顎後退型を呈していた. | 
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| ISSN: | 1883-6216 |