(4)PWV値の経年変化と動脈硬化危険因子について
「はじめに」 近年, 生活習慣病の要因である「動脈硬化症」の診断法として脈波伝播速度(PWV)を測定できる機器が開発され, 多くの医療施設に導入されている. そこで今回我々は, PWV複数回受診者における初回データと最新データの比較および, 動脈硬化危険因子6項目との関連について検討したので報告する. 「対象および方法」 対象は, 当センター受診者でPWV複数回受診者427名. 測定装置は, 日本コーリン社製formを用い, 血管年齢表に基づき, 検討を行った. 方法は, 1) 初回値と最新値の血管年齢の変化について, 初回と比べて不変, 減少したもの(A群), 初回と比べて増加したもの(B群...
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Published in | 総合健診 Vol. 33; no. 3; p. 402 |
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Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本総合健診医学会
10.05.2006
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ISSN | 1347-0086 |
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Summary: | 「はじめに」 近年, 生活習慣病の要因である「動脈硬化症」の診断法として脈波伝播速度(PWV)を測定できる機器が開発され, 多くの医療施設に導入されている. そこで今回我々は, PWV複数回受診者における初回データと最新データの比較および, 動脈硬化危険因子6項目との関連について検討したので報告する. 「対象および方法」 対象は, 当センター受診者でPWV複数回受診者427名. 測定装置は, 日本コーリン社製formを用い, 血管年齢表に基づき, 検討を行った. 方法は, 1) 初回値と最新値の血管年齢の変化について, 初回と比べて不変, 減少したもの(A群), 初回と比べて増加したもの(B群)との比較検討を行った. 2) 受診時のアンケートに基づき, 上記A群, B群を運動の有無による比較検討を行った. 3) 各群の動脈硬化危険因子平均保有数について検討した. 4) 各群の動脈硬化危険因子の内訳について比較検討した. |
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ISSN: | 1347-0086 |