糖尿病患者の血糖コントロール基準としてのHbAI
Hemoglobin AI (HbAI)およびHbAICを糖尿病患者の血糖コントロール基準として臨床応用する場合,なお二,三の問題があり,今回それらの問題を検討し,以下の結論をえた. 1)HbAIあるいはHbAICは糖尿病患者の約1ヵ月前の血糖コントロール状態を示す指標となる. 2)糖尿病患者の血糖コントロールの目標値はHbAIで9%, HbAICで6%とした. 3)糖尿病患者では, labile HbAI/HbAIは健常者との間に差はなく,約13%であつた. 4)不安定型糖尿病症例では,健常者と比較して1abile HbAI値およびlabile HbAI/HbAI値は共に大であつた....
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| Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 72; no. 9; pp. 1159 - 1162 |
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| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.09.1983
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| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI | 10.2169/naika.72.1159 |
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| Summary: | Hemoglobin AI (HbAI)およびHbAICを糖尿病患者の血糖コントロール基準として臨床応用する場合,なお二,三の問題があり,今回それらの問題を検討し,以下の結論をえた. 1)HbAIあるいはHbAICは糖尿病患者の約1ヵ月前の血糖コントロール状態を示す指標となる. 2)糖尿病患者の血糖コントロールの目標値はHbAIで9%, HbAICで6%とした. 3)糖尿病患者では, labile HbAI/HbAIは健常者との間に差はなく,約13%であつた. 4)不安定型糖尿病症例では,健常者と比較して1abile HbAI値およびlabile HbAI/HbAI値は共に大であつた. |
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| ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI: | 10.2169/naika.72.1159 |