ラオス赤十字血液事業の支援について
「目的」 1995年に日本赤十字社(日赤)は, 国際赤十字新月社連盟およびラオス赤十字社(ラ赤)と, ラ赤が行う血液事業「献血による安全で十分な血液の供給」を9年間(1995年~2003年)支援する協定を結んだ. 1999年6月22日から2000年3月30日まで日赤からの10番目の技術派遣員としてその支援に関わったので現状について報告する. 「方法」 日赤は1995年から2000年までに血液センターから延べ11人の技術者を派遣し技術的側面のみならず事業の管理・運営についても助言・指導した. また, 1999年までに事業遂行に必要な機器, 試薬, 資材, 車両, 新センター建築費の一部等(総額9...
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Published in | 日本輸血学会雑誌 Vol. 47; no. 2; p. 290 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本輸血学会
01.04.2001
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ISSN | 0546-1448 |
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Summary: | 「目的」 1995年に日本赤十字社(日赤)は, 国際赤十字新月社連盟およびラオス赤十字社(ラ赤)と, ラ赤が行う血液事業「献血による安全で十分な血液の供給」を9年間(1995年~2003年)支援する協定を結んだ. 1999年6月22日から2000年3月30日まで日赤からの10番目の技術派遣員としてその支援に関わったので現状について報告する. 「方法」 日赤は1995年から2000年までに血液センターから延べ11人の技術者を派遣し技術的側面のみならず事業の管理・運営についても助言・指導した. また, 1999年までに事業遂行に必要な機器, 試薬, 資材, 車両, 新センター建築費の一部等(総額9,500万円相当)を援助した. さらに指導者養成のためラ赤血液センターの職員を毎年1人, 通算6人を日本にて約2ヶ月間研修した. また, ラ赤は日本大使館やJICA等の援助を受け, 移動採血車や必要な機材等を整備した. |
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ISSN: | 0546-1448 |