血小板抽出抗原固相プレートによる血小板同定パネルの開発

【目的】抗HPA抗体の特異性の分析には, 相当数の血小板パネルを白施設で作製する必要があることから, 医療機関で日常的に検査を実施することは容易ではない. その結果, 検査の大部分は一部の特定施設にゆだねられているのが現状で, 数年来, 血小板同定用パネルの開発が強く望まれていた. 【血小板抽出抗原作製法】血小被膜からの抽出抗原原の作製法は Shibata ら1)の方法に準じた. 【血小板同定用パネルのHPA型】抽出抗原操作によって得られた抗原をモジュールプレートにラベリングし, 血清学的方法と一部遺伝子による型判定により表のごとく, 血小板同定川パネルを完成させた....

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 44; no. 2; p. 256
Main Authors 森田庄司, 半戸啓一, 石島あや子, 服部理男, 青木延雄, 柿沼幸利, 岡秀教, 狩野恭一, 柴田洋一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.04.1998
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ISSN0546-1448

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Summary:【目的】抗HPA抗体の特異性の分析には, 相当数の血小板パネルを白施設で作製する必要があることから, 医療機関で日常的に検査を実施することは容易ではない. その結果, 検査の大部分は一部の特定施設にゆだねられているのが現状で, 数年来, 血小板同定用パネルの開発が強く望まれていた. 【血小板抽出抗原作製法】血小被膜からの抽出抗原原の作製法は Shibata ら1)の方法に準じた. 【血小板同定用パネルのHPA型】抽出抗原操作によって得られた抗原をモジュールプレートにラベリングし, 血清学的方法と一部遺伝子による型判定により表のごとく, 血小板同定川パネルを完成させた.
ISSN:0546-1448