日本人肺非結核性抗酸菌 (NTM) 症における骨粗鬆症の併存頻度と危険因子

「背景」慢性呼吸器疾患では骨粗鬆症を高頻度に合併する. 肺非結核性抗酸菌 (NTM) 症は痩せ型の中高年女性に多く, これらは一般人口における骨粗鬆症の危険因子である. しかし, 肺NTM症における骨粗鬆症の頻度と危険因子に関してはほとんど知られていない. 肺NTM症に骨粗鬆症が併存する頻度とその危険因子を明らかにすることを目的とした. 「方法」慶應義塾大学病院の肺NTM症前向き観察研究に登録され, 骨粗鬆症の既往がなく, 2017年8月~2019年9月にDXA法による骨密度検査を施行した連続228例を対象とした....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in結核 Vol. 96; no. 3; pp. 91 - 92
Main Authors 田中拓, 朝倉崇徳, 鈴木翔二, 岡森慧, 楠本竜也, 小川卓範, 森田篤帆, 李昊, 宗松男, 南宮湖, 鎌田浩史, 石井誠, 福永興壱, 長谷川直樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本結核・非結核性抗酸菌症学会 15.05.2021
Online AccessGet full text
ISSN0022-9776

Cover

More Information
Summary:「背景」慢性呼吸器疾患では骨粗鬆症を高頻度に合併する. 肺非結核性抗酸菌 (NTM) 症は痩せ型の中高年女性に多く, これらは一般人口における骨粗鬆症の危険因子である. しかし, 肺NTM症における骨粗鬆症の頻度と危険因子に関してはほとんど知られていない. 肺NTM症に骨粗鬆症が併存する頻度とその危険因子を明らかにすることを目的とした. 「方法」慶應義塾大学病院の肺NTM症前向き観察研究に登録され, 骨粗鬆症の既往がなく, 2017年8月~2019年9月にDXA法による骨密度検査を施行した連続228例を対象とした.
ISSN:0022-9776