同居家族がいる脳卒中患者が入院した場合の退院先の判別要因

「要旨」 : 〔目的〕同居家族がいる脳卒中患者が入院した場合, その退院先を判別する要因を特定すること. 〔対象と方法〕回復期リハビリテーション病棟に入院中の同居家族がいる脳卒中患者50例とその家族を対象とした. 退院先を自宅と自宅以外との2群に分類し, 比較検討した. ロジスティック回帰分析で退院先を判別する要因を特定し, 受信者動作特性曲線から自宅退院するための機能的自立度評価法 (FIM) のカットオフ値を算出した. 〔結果〕退院先の判別要因は, 入院時のFIM総合計得点であった. カットオフ値は45点であった. 〔結語〕回復期リハビリテーション病棟に入院時のFIM総合計得点で退院先を予...

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Published in理学療法科学 Vol. 39; no. 1; pp. 30 - 37
Main Authors 村田祥子, 秋月千典, 小林修二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 20.02.2024
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ISSN1341-1667

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Summary:「要旨」 : 〔目的〕同居家族がいる脳卒中患者が入院した場合, その退院先を判別する要因を特定すること. 〔対象と方法〕回復期リハビリテーション病棟に入院中の同居家族がいる脳卒中患者50例とその家族を対象とした. 退院先を自宅と自宅以外との2群に分類し, 比較検討した. ロジスティック回帰分析で退院先を判別する要因を特定し, 受信者動作特性曲線から自宅退院するための機能的自立度評価法 (FIM) のカットオフ値を算出した. 〔結果〕退院先の判別要因は, 入院時のFIM総合計得点であった. カットオフ値は45点であった. 〔結語〕回復期リハビリテーション病棟に入院時のFIM総合計得点で退院先を予測した支援の可能性が示唆された.
ISSN:1341-1667