スタンドアローン型チタンコーティッドPEEK頸椎ケージを用いた3椎間ACDF (anterior cervical discectomy and fusion) の術後成績と頸椎アライメント変化の検討
「要旨」はじめに: 3椎間ACDFのimplant cageには, cylinder type, plateの併用, screw fixed type, cervical disc replacement(CDR)とのhybridなどの報告があるが, スタンドアローン型チタンコーティッドPEEK頸椎ケージ(ROI-C(R): ZimVie)を使用した報告はない. そこで今回われわれは, ROI-C(R)を用いた3椎間ACDFの術後成績と術後アライメントの変化について検討したので, 文献的考察も踏まえて報告する. 対象と方法: 2021年4月から2022年1月までに当院で施行した3椎間ACDF手...
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Published in | Journal of Spine Research Vol. 15; no. 12; pp. 1350 - 1356 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脊椎脊髄病学会
20.12.2024
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ISSN | 1884-7137 |
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Summary: | 「要旨」はじめに: 3椎間ACDFのimplant cageには, cylinder type, plateの併用, screw fixed type, cervical disc replacement(CDR)とのhybridなどの報告があるが, スタンドアローン型チタンコーティッドPEEK頸椎ケージ(ROI-C(R): ZimVie)を使用した報告はない. そこで今回われわれは, ROI-C(R)を用いた3椎間ACDFの術後成績と術後アライメントの変化について検討したので, 文献的考察も踏まえて報告する. 対象と方法: 2021年4月から2022年1月までに当院で施行した3椎間ACDF手術の7例を対象とした. 評価項目は, JOA score, 各種X線パラメーターとcage subsidenceの有無とした. 結果: JOA scoreでは運動上肢および知覚上肢のscoreが有意に改善し, X線パラメーターは術後C7 slopeのみが有意に増加していた. 2椎間にcageのsubsidenceを認め, implantの破損はなかった. 結語: 本術式でも良好な術後成績であった. また, C7slopeが頸椎前方手術の有用なパラメーターとなりえる可能性が示唆された. |
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ISSN: | 1884-7137 |