カプセル内視鏡を用いた健診の可能性

カプセル内視鏡は, 1981年にイスラエルの軍事技術として開発が始まり, 2001年にイスラエルのギブン・イメージングが小腸用カプセル内視鏡を開発, 欧米で市販が開始された. 本邦では, 2007年10月より保険診療において使用できるようになった. カプセル内視鏡検査は, カプセルと受信機の双方向性通信をリアルタイムに行う技術により, ワイアレス内視鏡を実現している. 通常の小腸内視鏡検査が苦痛の強いために鎮静下に行う検査であることに対して, ワイアレスである特長から検査受診者の苦痛がほとんどなく, 現在, 小腸のスクリーニング検査として第一選択の検査と考えられるようになっている....

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Published in総合健診 Vol. 47; no. 2; p. 366
Main Author 冨樫一智
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本総合健診医学会 10.03.2020
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ISSN1347-0086

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Summary:カプセル内視鏡は, 1981年にイスラエルの軍事技術として開発が始まり, 2001年にイスラエルのギブン・イメージングが小腸用カプセル内視鏡を開発, 欧米で市販が開始された. 本邦では, 2007年10月より保険診療において使用できるようになった. カプセル内視鏡検査は, カプセルと受信機の双方向性通信をリアルタイムに行う技術により, ワイアレス内視鏡を実現している. 通常の小腸内視鏡検査が苦痛の強いために鎮静下に行う検査であることに対して, ワイアレスである特長から検査受診者の苦痛がほとんどなく, 現在, 小腸のスクリーニング検査として第一選択の検査と考えられるようになっている.
ISSN:1347-0086