RAに対する人工膝関節再置換術の治療経験~Nexgen LCCKの使用経験
RAに対する人工膝関節再置換術にNexgen LCCKを3例に使用したので報告する. 症例は79歳女性, 53歳女性, 70歳男性で, 初回TKAから再置換までの期間はそれぞれ22年, 9年, 17年であった. いずれもaseptic looseningに対する再置換であった. (症例)79歳女性. 40歳時RA発症. ムチランス型RA stage IV class III. 57歳時, 左TKA (KC型, 京セラ)施行. 左TKA術後10年ごろより, 左TKA大腿, 脛骨コンポーネントにlooseningを認めていた. その後, 左膝不安定性増強し装具装着にて経過を見ていたが, 疼痛増強,...
Saved in:
Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 56; no. 4; p. 682 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
25.09.2007
|
Online Access | Get full text |
ISSN | 0037-1033 |
Cover
Summary: | RAに対する人工膝関節再置換術にNexgen LCCKを3例に使用したので報告する. 症例は79歳女性, 53歳女性, 70歳男性で, 初回TKAから再置換までの期間はそれぞれ22年, 9年, 17年であった. いずれもaseptic looseningに対する再置換であった. (症例)79歳女性. 40歳時RA発症. ムチランス型RA stage IV class III. 57歳時, 左TKA (KC型, 京セラ)施行. 左TKA術後10年ごろより, 左TKA大腿, 脛骨コンポーネントにlooseningを認めていた. その後, 左膝不安定性増強し装具装着にて経過を見ていたが, 疼痛増強, 歩行困難となったため, 初回術後22年左膝人工関節再置換術を行った. 大腿, 脛骨コンポーネントともに容易に摘出することができた. Nexgen LCCKを用い, 骨欠損部にはオーギュメントを使用しセメントで固定した, その他2症例を含め本治療について考察する. |
---|---|
ISSN: | 0037-1033 |