血小板上の糖蛋白に対する抗体を持ったと思われる症例とHLAタイピングで遺伝子乗り換えが確認できた例

今年度, 当センターに県内の医療機関より依頼された検査のなかで, HLA関連検査についてまとめた. その中で特記すべき2例について報告する. 方法・結果:平成11年4月から9月までの半年で依頼された件数は, HLAタイピング33件, HLA・HPA抗体10件, 輸血副作用1件, その他1件で合計45件の依頼があった. HLAタイピングclassIはリンパ球を用いLCT法. classIIはDNAでPCR-SSP法を実施している. HLA抗体検査は, 抗原既知のリンパ球を24パネル使用し, LCT法を行っている. HPA抗体検査は, 抗原既知の血小板パネルを使用し, MPHA法を行っている. 1...

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 46; no. 3; pp. 342 - 343
Main Authors 吉武成彦, 江藤薫, 大野徹也, 吉村朋子, 豊田千嘉子, 渡辺芳文, 渡辺聖司, 友成洋子, 田口俊夫, 肥田木孜
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.06.2000
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ISSN0546-1448

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Summary:今年度, 当センターに県内の医療機関より依頼された検査のなかで, HLA関連検査についてまとめた. その中で特記すべき2例について報告する. 方法・結果:平成11年4月から9月までの半年で依頼された件数は, HLAタイピング33件, HLA・HPA抗体10件, 輸血副作用1件, その他1件で合計45件の依頼があった. HLAタイピングclassIはリンパ球を用いLCT法. classIIはDNAでPCR-SSP法を実施している. HLA抗体検査は, 抗原既知のリンパ球を24パネル使用し, LCT法を行っている. HPA抗体検査は, 抗原既知の血小板パネルを使用し, MPHA法を行っている. 1. 血小板上の糖蛋白(Glyco-protein:GP)に対する抗体を持ったと思われる症例
ISSN:0546-1448