予後を考慮した可撤性補綴物‐PRPシステム‐の分類

我々は1987年よりconical telescopeを利用した可撤性補綴物の臨床を開始し, 数多くの症例に応用してきた. 症例を重ねていくうちに, オーバーデンチャーやパーシャルデンチャーのみならず, 本来固定性補綴物の適用であるブリッジやクラウンに対してもその可能性を試みてきた. これらの長期予後について検討した結果, 固定性補綴物よりも優れた点が多く認められたため, 我々はconical telescopeをベースとしたこれら一連の補綴物に対し, Preventive Removable Prosthesis(PRP)システムという名称を付け, さらにこれらの分類を試みた. 今回は, P...

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Published in九州歯科学会雑誌 Vol. 58; no. 4; p. 124
Main Authors 呉文元, 鱒見進一, 三宅茂樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 九州歯科学会 25.08.2004
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ISSN0368-6833

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Summary:我々は1987年よりconical telescopeを利用した可撤性補綴物の臨床を開始し, 数多くの症例に応用してきた. 症例を重ねていくうちに, オーバーデンチャーやパーシャルデンチャーのみならず, 本来固定性補綴物の適用であるブリッジやクラウンに対してもその可能性を試みてきた. これらの長期予後について検討した結果, 固定性補綴物よりも優れた点が多く認められたため, 我々はconical telescopeをベースとしたこれら一連の補綴物に対し, Preventive Removable Prosthesis(PRP)システムという名称を付け, さらにこれらの分類を試みた. 今回は, PRPシステムの分類を紹介するとともに, 代表的な症例について報告する.
ISSN:0368-6833