肺末梢病変に対するフジノン社製超音波気管支鏡検査の経験

肺末梢病変における気管支超音波検査(EBUS)の検討が, 近年報告されているが, オリンパス社製機器によるものである. 当院では, フジノン社製超音波装置にて数例経験したので報告する. 使用した細径超音波プローブは, SP501(外径2.0mm, 周波数15MHz)で, 通常の肺末梢病変の気管支鏡検査終了後に病巣の責任気管支よりプローブを挿入し観察を行った. 結果は, 腫瘤性病変であれば, 病巣への責任気管支の同定が可能で, X線透視ができない状況下では極めて有用と考えられたが, その質的診断には画像読影の習熟が必要と思われる....

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Published in気管支学 Vol. 23; no. 4; p. 403
Main Authors 住吉秀隆, 庄田浩康, 荒川哲次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 25.05.2001
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ISSN0287-2137

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Summary:肺末梢病変における気管支超音波検査(EBUS)の検討が, 近年報告されているが, オリンパス社製機器によるものである. 当院では, フジノン社製超音波装置にて数例経験したので報告する. 使用した細径超音波プローブは, SP501(外径2.0mm, 周波数15MHz)で, 通常の肺末梢病変の気管支鏡検査終了後に病巣の責任気管支よりプローブを挿入し観察を行った. 結果は, 腫瘤性病変であれば, 病巣への責任気管支の同定が可能で, X線透視ができない状況下では極めて有用と考えられたが, その質的診断には画像読影の習熟が必要と思われる.
ISSN:0287-2137