環軸椎不安定症に対するOPCDの手術成績
環軸椎不安定症の10例,慢性関節リウマチ7例,Os odontoideum2例,軸推歯突起骨折1例に対して,三井の考按したOPCD(One Piece Cervical Device)を用いて,環軸椎の後方固定術を行った.術前の症状は全ての症例で改善していた.骨癒合は,10例中5例(50%)で骨性癒合が得られたが,慢性関節リウマチ7例中,3例が偽関節となり,Os odontoideumの2例は2例とも偽関節となった.環軸椎不安定症での環軸椎後方固定術は,不安定性の高度な症例では骨癒合が得られにくく,環軸関節を固定するMagerl法にOPCDを併用するのが良いと考えた....
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| Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 46; no. 2; p. 552 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
西日本整形・災害外科学会
25.03.1997
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| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0037-1033 |
Cover
| Summary: | 環軸椎不安定症の10例,慢性関節リウマチ7例,Os odontoideum2例,軸推歯突起骨折1例に対して,三井の考按したOPCD(One Piece Cervical Device)を用いて,環軸椎の後方固定術を行った.術前の症状は全ての症例で改善していた.骨癒合は,10例中5例(50%)で骨性癒合が得られたが,慢性関節リウマチ7例中,3例が偽関節となり,Os odontoideumの2例は2例とも偽関節となった.環軸椎不安定症での環軸椎後方固定術は,不安定性の高度な症例では骨癒合が得られにくく,環軸関節を固定するMagerl法にOPCDを併用するのが良いと考えた. |
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| ISSN: | 0037-1033 |