ARMS-PCR法を用いたHLA class I DNAタイピング

第12回国際HLAワークショップより配付されたHLA class I ARMS(Amplification Refractory Mutation System)-PCR SSP(Sequence Specific Primers)タイピングキットによりHLA class I抗原の決定を行い本法の検討を行った. 本法はHLA-A遺伝子の多型性に対応するプライマーが32種, B遺伝子が27種, C遺伝子が23種の計82種を用いてhigh resolutionのHLA class I抗原を決定することが可能である. この方法で, 血清学的タイプ既知の日本人サンプルについてHLA-A座のタイピングが...

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 42; no. 3; p. 136
Main Authors 荒木延夫, 稲葉洋行, 藤原宝子, 浜中泰光, 能勢義介, 阪田宣彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.06.1996
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ISSN0546-1448

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Summary:第12回国際HLAワークショップより配付されたHLA class I ARMS(Amplification Refractory Mutation System)-PCR SSP(Sequence Specific Primers)タイピングキットによりHLA class I抗原の決定を行い本法の検討を行った. 本法はHLA-A遺伝子の多型性に対応するプライマーが32種, B遺伝子が27種, C遺伝子が23種の計82種を用いてhigh resolutionのHLA class I抗原を決定することが可能である. この方法で, 血清学的タイプ既知の日本人サンプルについてHLA-A座のタイピングが可能と考えられる. HLA-B, C座についても併せて報告する.
ISSN:0546-1448