泌尿器科骨盤内手術における輸血の適応と選択

泌尿器科骨盤内手術における輸血方法の現状と変遷について, 限局性前立腺癌に対する根治的前立腺全摘除術および局所進行性膀胱癌に対する膀胱全摘除術の両者について, 京都府立医科大学泌尿器科で施行した過去10年間の手術症例185例について, 解析した. この10年間で時代の変遷とともに, 自己血輸血単独症例が増加し, 症例あたりの追加輸血依頼量が減少した. 泌尿器科骨盤内手術における自己血輸血の標準化とこれらの手術技術の向上とが本結果に寄与したものと考える....

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 49; no. 2; p. 205
Main Authors 浮村理, 三木恒治, 井上寛之, 辻肇
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.05.2003
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ISSN0546-1448

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Summary:泌尿器科骨盤内手術における輸血方法の現状と変遷について, 限局性前立腺癌に対する根治的前立腺全摘除術および局所進行性膀胱癌に対する膀胱全摘除術の両者について, 京都府立医科大学泌尿器科で施行した過去10年間の手術症例185例について, 解析した. この10年間で時代の変遷とともに, 自己血輸血単独症例が増加し, 症例あたりの追加輸血依頼量が減少した. 泌尿器科骨盤内手術における自己血輸血の標準化とこれらの手術技術の向上とが本結果に寄与したものと考える.
ISSN:0546-1448