廃プラスチック・リサイクルの現状と課題

われわれが将来にわたって, 良好な環境と持続可能な経済成長を両立させていくたあには, 現在の大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済システムを, 資源を循環利用する循環経済システムに転換していくことが急務といわれている。 わが国においては, 資源の節約および廃棄物の減量化と再資源化のため, 循環型社会形成基本法, 容器包装リサイクル法, 家電リサイクル法, 自動車リサイクル法等の法整備の下, 国をあげて循環型社会の構築に向け取り組んでいる。 このような動きの中, 特に容器包装リサイクル法は廃プラスチックのリサイクル技術開発を促進するのに大きな役割を果たした。ここでは, リサイクルの現状, 技術開発...

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Published in廃棄物学会誌 Vol. 16; no. 5; pp. 265 - 275
Main Authors 豊島, 元敬, 西谷, 吉憲
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 廃棄物資源循環学会 30.09.2005
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ISSN0917-0855
1883-8960
DOI10.3985/wmr.16.265

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Summary:われわれが将来にわたって, 良好な環境と持続可能な経済成長を両立させていくたあには, 現在の大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済システムを, 資源を循環利用する循環経済システムに転換していくことが急務といわれている。 わが国においては, 資源の節約および廃棄物の減量化と再資源化のため, 循環型社会形成基本法, 容器包装リサイクル法, 家電リサイクル法, 自動車リサイクル法等の法整備の下, 国をあげて循環型社会の構築に向け取り組んでいる。 このような動きの中, 特に容器包装リサイクル法は廃プラスチックのリサイクル技術開発を促進するのに大きな役割を果たした。ここでは, リサイクルの現状, 技術開発の最新動向およびリサイクル手法のLCA的評価 (エコ効率分析) について概説する。
ISSN:0917-0855
1883-8960
DOI:10.3985/wmr.16.265