下肢静脈瘤シアノアクリレート血管内塞栓術後の遅発型アレルギーに対しグルー充填静脈全抜去した結果,薬剤誘発性リンパ球刺激試験が陰性化した一例
本邦において下肢静脈瘤に対するシアノアクリレート血管内塞栓術(以下,CAC)が2019年12月から保険適用となり,当院でもその施行例は増加傾向である.われわれはCAC後にアレルギー様症状を呈した症例で薬剤誘発性リンパ球刺激試験陽性となり,最終的にCAC充填静脈の全抜去に至った症例を経験した.この症例の手術内容詳細と抜去術後の経過を改めて報告する....
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Published in | 静脈学 Vol. 35; no. 1; pp. 29 - 33 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本静脈学会
27.04.2024
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0915-7395 2186-5523 |
DOI | 10.7134/phlebol.23-29 |
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Summary: | 本邦において下肢静脈瘤に対するシアノアクリレート血管内塞栓術(以下,CAC)が2019年12月から保険適用となり,当院でもその施行例は増加傾向である.われわれはCAC後にアレルギー様症状を呈した症例で薬剤誘発性リンパ球刺激試験陽性となり,最終的にCAC充填静脈の全抜去に至った症例を経験した.この症例の手術内容詳細と抜去術後の経過を改めて報告する. |
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ISSN: | 0915-7395 2186-5523 |
DOI: | 10.7134/phlebol.23-29 |