Time course of change in event-related desynchronization during neural operant conditioning

脳波から対象者の運動企図を読み取って機械を操作するBrain-Machine Interface(BMI)の技術を用い,ニューラルオペラントによって機械操作に関連する神経活動が変化するか否かを検証することを目的とした.健常成人1名を対象とし,運動イメージに伴うミュー帯域(8~13Hz)の脳波における事象関連脱同期に応じて音刺激装置を駆動させた.BMIを用いた練習では,ニューラルオペラントの考え方に基づき,音刺激装置駆動の成功を報酬とする練習を20試行反復した.ニューラルオペラントを用いた反復練習によって,音刺激装置駆動の成功に関する累積確率が対数関数に近似して増加した.事象関連脱同期に応じた音...

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Published inJournal of Rehabilitation and Applied Behavior Analysis Vol. 9; pp. 12 - 16
Main Authors 藤田 結々, 鈴木 誠, 後藤 寛司, 斎藤 和夫, 岡部 拓大, 山本 淳一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Rehabilitation Applied Behavior Analysis 2022
リハビリテーションのための応用行動分析学研究会
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ISSN1884-2658
2759-2588
DOI10.60400/rehaaba.9.0_12

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Summary:脳波から対象者の運動企図を読み取って機械を操作するBrain-Machine Interface(BMI)の技術を用い,ニューラルオペラントによって機械操作に関連する神経活動が変化するか否かを検証することを目的とした.健常成人1名を対象とし,運動イメージに伴うミュー帯域(8~13Hz)の脳波における事象関連脱同期に応じて音刺激装置を駆動させた.BMIを用いた練習では,ニューラルオペラントの考え方に基づき,音刺激装置駆動の成功を報酬とする練習を20試行反復した.ニューラルオペラントを用いた反復練習によって,音刺激装置駆動の成功に関する累積確率が対数関数に近似して増加した.事象関連脱同期に応じた音刺激装置駆動の成功確率が増加したことから,ニューラルオペラントによって機械操作に関連する神経活動が変化することが示唆された.
ISSN:1884-2658
2759-2588
DOI:10.60400/rehaaba.9.0_12