Linkage between researchers and clinicians: Familial adenomatous polyposis, Peutz-Jeghers syndrome, Cowden syndrome, Juvenile polyposis syndrome

消化管ポリポーシスには,家族性大腸腺腫症やPeutz-Jeghers症候群,Cowden症候群,若年性ポリポーシスなどがある.これらの疾患は,稀少疾患であるが,比較的若年から発症する,消化管全体にポリープが多発することがある,遺伝性のことが多い,ポリープが癌化することがある,全身に多彩な随伴病変を伴うことがあるなどの共通の特徴がある.これらの疾患の概要を記し,また,これらの疾患について研究や医療体制整備を行っているグループを紹介した. 消化管ポリポーシスは稀少疾患であるが,消化管発癌機序の解明にも大きく寄与する可能性があり,これからも専門家が積極的に研究を進めるべき疾患群と考える....

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Bibliographic Details
Published inJOURNAL OF FAMILIAL TUMORS Vol. 19; no. 1; pp. 10 - 12
Main Author Ishikawa, Hideki
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published The Japanese Society for Familial Tumors 2019
一般社団法人日本遺伝性腫瘍学会
The Japanese Society for Hereditary Tumors
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ISSN1346-1052
2189-6674
DOI10.18976/jsft.19.1_10

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Summary:消化管ポリポーシスには,家族性大腸腺腫症やPeutz-Jeghers症候群,Cowden症候群,若年性ポリポーシスなどがある.これらの疾患は,稀少疾患であるが,比較的若年から発症する,消化管全体にポリープが多発することがある,遺伝性のことが多い,ポリープが癌化することがある,全身に多彩な随伴病変を伴うことがあるなどの共通の特徴がある.これらの疾患の概要を記し,また,これらの疾患について研究や医療体制整備を行っているグループを紹介した. 消化管ポリポーシスは稀少疾患であるが,消化管発癌機序の解明にも大きく寄与する可能性があり,これからも専門家が積極的に研究を進めるべき疾患群と考える.
ISSN:1346-1052
2189-6674
DOI:10.18976/jsft.19.1_10