Coping strategies for occupational difficulties by aged people who live in community

:地域で暮らす高齢者の“自助”や“互助”の醸成に向けて,困難に対する高齢者自らの対処戦略を知ることが有用となる.本研究の目的は,地域で生活する高齢者の老年期における作業的困難とその対処過程を明らかにすることとした.地域で暮らす高齢者4名に個別インタビューを行い質的記述的に分析した.その結果,コアカテゴリー『求め続ける可能性』と,10個のカテゴリーが抽出された.コアカテゴリー『求め続ける可能性』は,高齢者は自らの作業への可能性を簡単には捨てないということを意味する.高齢者の“可能性を求め続ける”ことをサポートすることが,高齢者にとって自分らしい満足した生活の実現につながると期待する....

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Bibliographic Details
Published inPractice and science of occupational therapy Vol. 2; no. 1; pp. 1 - 8
Main Authors 山本 亜由実, 髙島 理沙, 佐藤 舞佳, 坂上 真理
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Hokkaido Association of Occupational Therapists 2020
公益社団法人 北海道作業療法士会
Subjects
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ISSN2434-5806
2433-8451
DOI10.32151/psot.2.1_1

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Summary::地域で暮らす高齢者の“自助”や“互助”の醸成に向けて,困難に対する高齢者自らの対処戦略を知ることが有用となる.本研究の目的は,地域で生活する高齢者の老年期における作業的困難とその対処過程を明らかにすることとした.地域で暮らす高齢者4名に個別インタビューを行い質的記述的に分析した.その結果,コアカテゴリー『求め続ける可能性』と,10個のカテゴリーが抽出された.コアカテゴリー『求め続ける可能性』は,高齢者は自らの作業への可能性を簡単には捨てないということを意味する.高齢者の“可能性を求め続ける”ことをサポートすることが,高齢者にとって自分らしい満足した生活の実現につながると期待する.
ISSN:2434-5806
2433-8451
DOI:10.32151/psot.2.1_1