Candida glabrataが分離された犬の陰門膣炎の1例
9歳の避妊済みのシェルティー犬が長期に渡る悪臭を伴う膣炎および陰門周囲のびらんで来院した。感染性の膣炎および膣周囲炎を疑い,消毒,抗生物質の外用および内服を施したが症状の軽減は認めるものの完治には至らなかった。初診時に採取した膣分泌液の培養検査の結果,数種の耐性性の細菌と Candida glabrataが分離同定された。抗生物質および化学療法剤による長期治療のため,Candidaによる難治性膣炎と診断し,抗生物質と塩酸テルビナフィンの内服およびミコナゾールの外用による治療を併用した結果治癒した。...
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          | Published in | 獣医臨床皮膚科 Vol. 8; no. 4; pp. 93 - 97 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本獣医皮膚科学会
    
        20.12.2002
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 1347-6416 1881-2236  | 
| DOI | 10.2736/jjvd.8.93 | 
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| Summary: | 9歳の避妊済みのシェルティー犬が長期に渡る悪臭を伴う膣炎および陰門周囲のびらんで来院した。感染性の膣炎および膣周囲炎を疑い,消毒,抗生物質の外用および内服を施したが症状の軽減は認めるものの完治には至らなかった。初診時に採取した膣分泌液の培養検査の結果,数種の耐性性の細菌と Candida glabrataが分離同定された。抗生物質および化学療法剤による長期治療のため,Candidaによる難治性膣炎と診断し,抗生物質と塩酸テルビナフィンの内服およびミコナゾールの外用による治療を併用した結果治癒した。 | 
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| ISSN: | 1347-6416 1881-2236  | 
| DOI: | 10.2736/jjvd.8.93 |