岐阜市薬剤師会と地域基幹病院の合意に基づく院外処方せんにおける疑義照会の事前合意プロトコルの利用による患者待ち時間の減少

「緒言」 2010年4月30日付厚生労働省医政局長通知として「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」が発出された(平成22年4月30日, 医政発0430第1号, 「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」). この通知ではチーム医療を推進する目的で薬剤師が積極的に加わる「プロトコルに基づく薬物治療管理(protocol-based pharmacotherapy management: PBPM)」の実践が推奨され, 薬剤師は, 薬剤の種類, 投与量, 投与方法, 投与期間等の変更や検査オーダについて, 医師等との間で事前に作成・合意されたプロトコルに基づいて...

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Published inYAKUGAKU ZASSHI Vol. 143; no. 9; pp. 757 - 763
Main Authors 宇野, 美香, 平下, 智之, 林, 貴子, 平松, 秀昭, 井口, 和弘, 大橋, 哲也, 藤井, 宏典, 増田, 千穂, 馬渕, 晶子, 寺町, ひとみ, 鈴木, 昭夫, 小林, 亮, 井深, 宏和, 安田, 公夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本薬学会 01.09.2023
日本薬学会
Subjects
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ISSN0031-6903
1347-5231
DOI10.1248/yakushi.23-00021

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Summary:「緒言」 2010年4月30日付厚生労働省医政局長通知として「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」が発出された(平成22年4月30日, 医政発0430第1号, 「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」). この通知ではチーム医療を推進する目的で薬剤師が積極的に加わる「プロトコルに基づく薬物治療管理(protocol-based pharmacotherapy management: PBPM)」の実践が推奨され, 薬剤師は, 薬剤の種類, 投与量, 投与方法, 投与期間等の変更や検査オーダについて, 医師等との間で事前に作成・合意されたプロトコルに基づいて, 専門的知見を活用しながら, 医師等と協働して薬物療法を実施することが求められている(厚生労働省医政局長通知(医政発0430第1号)に対する日本病院薬剤師会による解釈と具体例(Ver. 2.0), https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20140417-1-1.pdf, 2023年2月5日).
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.23-00021