患者・生活者視点での薬学教育・研究の取組み

「1. はじめに」薬学教育モデル・コアカリキュラムは平成25(2013)年に改訂され, 平成27(2015)年より導入された. この到達目標(specific behavioral objective: SBO)の先頭に位置付けられた「A基本事項(1)薬剤師の使命(1)医療人として」には「1. 常に患者・生活者の視点に立ち, 医療の担い手としてふさわしい態度で行動する」とある. 併せて, この「A基本的事項」と同様に6年間かけて到達すべき項目として「B薬学と社会」が設定された. この項目の最初には「(1)人と社会に関わる薬剤師」として「1. 人の行動がどのような要因によって決定されるのかについ...

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Published inYAKUGAKU ZASSHI Vol. 143; no. 1; pp. 1 - 9
Main Author 櫻井, 秀彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本薬学会 01.01.2023
日本薬学会
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ISSN0031-6903
1347-5231
DOI10.1248/yakushi.22-00126

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Summary:「1. はじめに」薬学教育モデル・コアカリキュラムは平成25(2013)年に改訂され, 平成27(2015)年より導入された. この到達目標(specific behavioral objective: SBO)の先頭に位置付けられた「A基本事項(1)薬剤師の使命(1)医療人として」には「1. 常に患者・生活者の視点に立ち, 医療の担い手としてふさわしい態度で行動する」とある. 併せて, この「A基本的事項」と同様に6年間かけて到達すべき項目として「B薬学と社会」が設定された. この項目の最初には「(1)人と社会に関わる薬剤師」として「1. 人の行動がどのような要因によって決定されるのかについて説明できる」「2. 人・社会が医薬品に対して抱く考え方や思いの多様性について討議する」「3. 人・社会の視点から薬剤師を取り巻く様々な仕組みと規制について討議する」が掲げられている.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.22-00126