大分大学『医学文献デリバリーサービス』による地域貢献への試み
「I. はじめに」 大分大学学術情報拠点(医学図書館)(サービス開始時は大分大学附属図書館医学分館, 以下, 当館という)では, 大学が進める社会貢献の一環として当館が所蔵している医学情報を積極的に提供し, 地域における医学及び医療の発展に寄与するために平成20年1月より「医学文献デリバリーサービス」をスタートさせた. サービス開始から僅か半年ではあるが, 発足から現在に至るまでの経緯と現況をここに報告する. 「II. 背景」 近年全国的に大学の地域貢献が求められる中, 他大学が新たに開始した地域へのサービス提供に関する情報を入手し, 当館でもそうしたサービスに強い関心を持っていた. また,...
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          | Published in | 医学図書館 Vol. 55; no. 3; pp. 224 - 228 | 
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| Main Author | |
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            特定非営利活動法人 日本医学図書館協会
    
        2008
     日本医学図書館協会  | 
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| ISSN | 0445-2429 1884-5622  | 
| DOI | 10.7142/igakutoshokan.55.224 | 
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| Summary: | 「I. はじめに」 大分大学学術情報拠点(医学図書館)(サービス開始時は大分大学附属図書館医学分館, 以下, 当館という)では, 大学が進める社会貢献の一環として当館が所蔵している医学情報を積極的に提供し, 地域における医学及び医療の発展に寄与するために平成20年1月より「医学文献デリバリーサービス」をスタートさせた. サービス開始から僅か半年ではあるが, 発足から現在に至るまでの経緯と現況をここに報告する. 「II. 背景」 近年全国的に大学の地域貢献が求められる中, 他大学が新たに開始した地域へのサービス提供に関する情報を入手し, 当館でもそうしたサービスに強い関心を持っていた. また, 平成16年度の国立大学法人化による運営費交付金の漸減から図書館のサービス低下が危惧されていた. そこで新サービスの提供による外部からの資金調達の可能性の検討を始めた. 「III. 開始に至るまでの経緯」 1. 図書館友の会構想 当時の分館長の発案により, 平成17年6月の医学分館運営委員会(以下, 委員会という)に, 「図書館友の会(仮称)」の名称で寄付金募集と寄付者に対する医学情報の提供サービスを提案し承認を得た. | 
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| ISSN: | 0445-2429 1884-5622  | 
| DOI: | 10.7142/igakutoshokan.55.224 |