J リーグサッカークラブにおける上位カテゴリーへの選手選抜に関する横断的研究 ―体力・運動能力を対象として
「I 緒言」サッカー競技において, 日本代表をはじめ, オリンピック代表(U-23), U-19日本代表, U-17日本代表等は, しばしばアジア予選を勝ち抜き, 各世代の世界大会(ワールドカップ)に出場している. しかし, ほとんどの大会の本大会では予選敗退し, 優勝はおろか決勝トーナメントにさえ残れないのが現状である(日本サッカー協会技術委員会テクニカルハウス, 2006). これを踏まえ, 日本サッカーの競技力が, より向上するためには, 若年層からのレベルアップが必要であり, そのためには, ジュニアユース年代, ユース年代において, 「タレント発掘」とも呼ばれる, 資質のある選手の発...
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| Published in | 体育学研究 Vol. 55; no. 2; pp. 565 - 576 |
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| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本体育学会
2010
日本体育学会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0484-6710 1881-7718 |
| DOI | 10.5432/jjpehss.09032 |
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| Summary: | 「I 緒言」サッカー競技において, 日本代表をはじめ, オリンピック代表(U-23), U-19日本代表, U-17日本代表等は, しばしばアジア予選を勝ち抜き, 各世代の世界大会(ワールドカップ)に出場している. しかし, ほとんどの大会の本大会では予選敗退し, 優勝はおろか決勝トーナメントにさえ残れないのが現状である(日本サッカー協会技術委員会テクニカルハウス, 2006). これを踏まえ, 日本サッカーの競技力が, より向上するためには, 若年層からのレベルアップが必要であり, そのためには, ジュニアユース年代, ユース年代において, 「タレント発掘」とも呼ばれる, 資質のある選手の発掘, 選抜, 育成が重要であると考えられる(Williams and Reilly, 2001;西嶋・山田, 2002;広瀬・福林, 2008;Relvas et al., 2008). ジュニアユースとは, 13歳以上16歳未満, ユースとは, 16歳以上19歳未満の選手が属するカテゴリーを示している. |
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| ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
| DOI: | 10.5432/jjpehss.09032 |